研究概要 |
本研究は、これまで培ってきた様々な技術を駆使して、細菌の情報伝達を生物物理学的に原子レベル・ピコ秒分解能で解き明かすことを目指している。今年度は、以下の成果を得た。 1) 新しい光受容体の単離・精製とその性質【Sudo, et al., 2011a, J. Biol. Chem., 2011, Biophysics】 2) 光の波長識別機構【Sudo, et al., 2011b, J. Biol. Chem.】。 2) 分光学的手法を用いた原子レベルでの構造・構造変化解析【Irieda, et al., 2011, Biochemistry, Inoue, et al., 2011, J. Phys. Chem. B., Tomonaga et al., 2011, Biophys. J.】。 3) 分光学的手法を用いたピコ秒領域での構造・構造変化【Mizuno et al., 2011, Biochemistry】 上記の通り、空間領域では、原子レベル(Å)、時間領域では、ピコ秒レベルでの構造・構造変化の解析に成功しつつある。
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