研究概要 |
本研究は、細菌の情報伝達を生物物理学的に原子レベル・ピコ秒分解能で解き明かすことを目指している。今年度は、以下の成果を得た。 1) 微生物型ロドプシンが示す新しい光情報伝達機能(光転写調節)の同定【Irieda, et al., 2012, J. Biol. Chem.】。 2) 分光学的手法を用いた原子レベルでの構造・構造変化解析【Inoue, et al., 2012, J. Phys. Chem. B., Reissig, et al., 2012, Biochemistry, Furutani et al., 2013, J. Phys. CHem. B, Mori et al., 2013, Chem. Phys.】。 3) 分光学的手法を用いたフェムト秒~ピコ秒領域での構造・構造変化【Sudo, et al., to be submitted】 上記の通り、空間領域では、原子レベル(Å)、時間領域では、フェムト秒レベルでの構造・構造変化の解析に成功しつつある。
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