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2011 年度 実績報告書

アミノ酸シグナルによる骨代謝調節機構

研究課題

研究課題/領域番号 23689004
研究機関金沢大学

研究代表者

檜井 栄一  金沢大学, 薬学系, 准教授 (70360865)

キーワード骨代謝 / 破骨細胞 / 骨芽細胞 / アミノ酸 / 骨粗鬆症
研究概要

本研究では、骨形成と骨吸収を担う細胞(破骨細胞及び骨芽細胞)に発現するアミノ酸トランスポーターに焦点をあて、アミノ酸シグナルによる骨代謝調節メカニズムの解明を行い、アミノ酸トランスポーターを分子標的とした骨粗鬆症に対する新規治療薬開発を展開するための研究基盤を確立する。本年度は、組織特異的遺伝子改変マウスと骨代謝性疾患モデルマウスを用いて、システムA型アミノ酸トランスポーター機能変動と骨代謝性疾患発症との関連性を明らかとすることを目的とした。まず最初に、骨粗鬆症の骨組織で発現変動するアミノ酸トランスポーターの同定を行うため、卵巣摘出術による骨粗鬆症モデルマウスを作製し、そのモデルマウスの骨組織および骨髄におけるアミノ酸トランスポーターの発現をshamマウスと比較解析した。その結果Slc38a1の発現が骨粗鬆症モデルマウスの骨組織で発現上昇していることが明らかとなった。そこで次に、Slc38a-floxedマウスとCd11b-Creおよびα1(I)collagen-Creマウスを用いて、破骨前駆細胞特異的および骨芽細胞特異的Slc38a1ノックアウトマウスの作製を行った。現在は、これらのマウスに関して、大腿骨やけい骨における骨密度をDual Energy X-ray absorptiometry法により解析を行い、また、非脱灰薄切標本を用いて骨形態計測(骨構造、骨形成、骨吸収に関するパラメーターの測定)を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

交付申請書に記載した「研究の目的」に記載した内容について、完全には完了をしていないが、完了予定時期が明らかとなっている。

今後の研究の推進方策

現在進行中の研究内容に関して、これまでと同様に着実に完了させる予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] Possible involvement of glutamatergic signaling machineries in pathophysiology of rheumatoid arthritis2011

    • 著者名/発表者名
      Hinoi, E.
    • 雑誌名

      J Pharmacol Sci

      巻: 116 ページ: 248-256

    • 査読あり
  • [学会発表] 骨格系細胞群のシグナル応答性解明研究2012

    • 著者名/発表者名
      檜井栄一
    • 学会等名
      第85回日本薬理学会年会
    • 発表場所
      京都国際会議場(京都)(招待講演)
    • 年月日
      2012-03-15
  • [備考]

    • URL

      http://www.p.kanazawa-u.ac.jp/~yakubutu/index.html

  • [産業財産権] 破骨細胞が関与する疾患の予防剤及び/又は治療剤2011

    • 発明者名
      檜井栄一, 他
    • 権利者名
      金沢大学
    • 産業財産権番号
      特許・特願2011-238455号
    • 出願年月日
      2011-10-31

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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