• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実績報告書

ガイダンスシグナルにおいて普遍的に駆動される情報伝達機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23689005
研究機関京都大学

研究代表者

生沼 泉  京都大学, 生命科学研究科, 助教 (40452297)

研究期間 (年度) 2011-11-18 – 2014-03-31
キーワード低分子量G蛋白質 / 軸索ガイダンス / semaphorin / plexin / Live-Cell Imaging / 全反射顕微鏡
研究概要

神経軸索成長過程において、その先端の成長円錐は外界の様々なガイダンス因子を受容し、標的細胞に到達するためのセンサーとして働いている重要な構造体である。成長円錐は極めて運動性が高い部分で、細胞骨格の再構築をくり返すことで細胞外基質との接着を変化させつつ、細胞外基質の中を進む。これまでのわれわれの研究により、海馬や大脳皮質の初代培養神経細胞を用いた系において、反発性ガイダンス因子のsemaphorin を培地中に bath application することにより神経細胞全体に作用させると、R-Ras が不活性化され、成長円錐の崩壊が引き起これれることが明らかになっている。本年度はさらに、R-Rasに対するFRETプローブを用いたライブセルイメージングを行うことで、成長円錐内局所でのR-Rasの時空間的活性変化を観察できた。また、semaphorin 刺激によって引き起こされる成長円錐崩壊に至る過程でのアクチン細胞骨格系の変化をアクチン結合微小分子、LifeAct を用いた全反射顕微鏡イメージングによって、観察できた。さらに、R-Rasが実際にin vivo での軸索形態制御に関わっているかを、in utero electroporation 法を用いたR-Ras のノックダウンにより検討し、R-Ras が in vivo における軸索伸長に必要であることを示唆するデータを得た。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 その他

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件) 備考 (2件)

  • [学会発表] 軸索形態調節におけるR-Rasシグナル2013

    • 著者名/発表者名
      生沼 泉
    • 学会等名
      第86回日本生化学会大会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      20130911-20130913
    • 招待講演
  • [学会発表] 神経回路形成における低分子量Gタンパク質シグナリング2013

    • 著者名/発表者名
      生沼 泉
    • 学会等名
      熊本シンポジウム2013―神経発生を多角的に討論する会―
    • 発表場所
      熊本大学
    • 年月日
      20130625-20130626
    • 招待講演
  • [備考] 京都大学大学院生命科学研究科 生体システム学分野

    • URL

      http://www.lif.kyoto-u.ac.jp/labs/negishi/j/toppu.html

  • [備考] 研究者個人ページ

    • URL

      http://sakura.canvas.ne.jp/closed/index.html

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi