研究課題
選択的タンパク質分解は様々な細胞機能の制御に重要であり、細胞内輸送においても重要であることが予想される。本研究では、申請者が発見したユビキチンリガーゼSCRAPPER(Yaoら Cell 2007)を介したKIF1モータータンパク質の動態制御に着目して解析を行う。SCRAPPERの量により調節されるモータータンパク質の可視化を行った。GFPタグを付した組み換えモータータンパク質を作成し、神経細胞に発現させてリアルタイム観察を行い、プロテアソーム阻害剤を作用させて分解を阻害し、発現させたタンパク質が分解されずに蓄積していく様子を経時的に観察した。また、分子の検出方法として質量分析イメージングを取り入れ、ノックアウトマウスでの観察を行った。シナプス関連分子の解析について第36回日本神経科学大会・第56回日本神経化学会大会・第23回日本神経回路学会大会合同大会および第37回日本神経科学大会で発表を行った。脳内物質の質量顕微鏡解析について総説(Romero GAら、Mass Spectrometry2015、武井史郎,矢尾育子、インナービジョン2014等)、第62回質量分析総合討論会第38回医用マススペクトル学会等で発表した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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