研究課題
若手研究(A)
近年、多剤耐性菌による感染症例が増加し、新たな治療薬の開発が望まれている。本研究では、赤痢菌の抗生物質に代替となる新しい治療薬の探索・開発のために赤痢菌の病原因子の機能解明を行った。赤痢菌の病原因子であるOspEと宿主蛋白質 (ILK)との結合様式を明らかにし、複合体の機能を阻害する化合物の同定を目指した。さらにOspEホモログはO157やサルモネラ属菌などの腸管病原細菌にも保存されていることから、OspEホモログを解析した結果、他の病原細菌の感染成立にも重要な役割をすることを明らかにした。OspEホモログをターゲットとする治療薬は広範な腸管病原細菌に対する治療薬の開発につながると期待できる。
すべて 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 9件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)
J Mol Bio
巻: 425(15) ページ: 2623-2631
10.1016/j.jmb.2013.02.037
Cell Host Microbe
巻: 13(5) ページ: 570-83
10.1016/j.chom.2013.04.012
J Biochem
巻: 152(5) ページ: 487-495
10.1093/jb/mvs085
Biochemical Journal
巻: 445(3) ページ: 323-332
10.1042/BJ20112169
Nature
巻: 483(7391) ページ: 623-626
10.1038/nature10894
Cell Host and Microbe
巻: 11(4) ページ: 325-336
10.1016/j.chom.2012.03.001.
Biochem Biophys Res Commun
巻: 409 (1) ページ: 70-74
10.1016/j.bbrc.2011.04.107
FEBS Letters
巻: 585 ページ: 65-70
10.1016/j.febslet
Nat Chem Biol
巻: 8(1) ページ: 36-45
10.1038/nchembio.741.
Journal of Cell Biology
巻: 195(6) ページ: 931-42
10.1083/jcb.201108081
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/saikan/index.html