研究課題
若手研究(A)
ウイルスや細菌の二重鎖DNAが自然免疫系により認識されると、生体はI 型インターフェロン産生や炎症反応を惹起し生体防御を行う。しかしながら、DNA 認識メカニズムの詳細は分かっていない。また、細胞障害に伴い宿主細胞から放出されたDNA の異常認識が、炎症性疾患や自己免疫疾患の発症に関わることも示唆されている。本研究では、病原体や自己DNA の認識に関わるDNA センサーのスクリーニングを行った結果、DNA修復制御因子MRE11が自己DNA認識に関与する可能性を示し知見を得た。本研究により自己DNAが起因となる自己免疫疾患等の発症機序の理解が進むと期待される。
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