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2014 年度 実績報告書

初期化過程で出現する心筋前駆様細胞と光イメージングを用いた新規心臓再生療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 23689041
研究機関立命館大学

研究代表者

川村 晃久  立命館大学, 生命科学部, 准教授 (90393199)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2015-03-31
キーワード再生医学 / 幹細胞生物学 / 体細胞初期化
研究実績の概要

重症心不全の予後は極めて悪く、喪失した心筋細胞を補う心臓再生療法の実現化は急務である。人工多能性幹(iPS)細胞は、患者由来心筋細胞のソースとして期待される一方、低分化効率や移植後腫瘍形成など重要な課題も残されている。課題克服に向けて、申請者は、iPS細胞形成(=初期化)に関わる分子機構の解析をすすめ、最近、iPS細胞誘導過程で生じる多様な非初期化細胞集団の中から、移植後腫瘍形成が低く多数の心筋細胞が誘導される新規の集団を同定した。本研究では、この細胞集団の特性解析を通じて誘導条件を改良し、未分化iPS細胞を樹立せずに十分量の安全な心筋細胞を効率的かつ俊敏に作成することを目標にする。さらに、その効果と安全性の確認のため、光イメージング技術を利用して心臓内移植細胞の挙動を生体で時空間的に追跡し、次世代心臓再生療法の基盤構築を目指す。そこで、下記の3つのテーマに従って研究を施行した。
テーマ1 体細胞初期化過程で出現する心筋細胞誘導候補となる細胞群の特性解析
テーマ2 候補細胞群からiPS細胞樹立を介さない安全かつ効率的な心筋細胞の大量作成
テーマ3 誘導した心筋細胞の移植効果および光イメージングによる生体細胞追跡
前年度の研究成果に基づき、より効率的に心筋細胞を大量誘導できる培養系を構築することができた。また、遺伝子発現解析や免疫不全マウスへの移植実験などにより、腫瘍発症リスクが軽減していること確認することに成功した。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] iPS細胞を用いた心血管創薬スクリーニング2014

    • 著者名/発表者名
      川村晃久、重野麻子、十河孝浩
    • 雑誌名

      J-ISCP 会誌、心血管薬物療法

      巻: 2 ページ: 71-74

  • [学会発表] 表面マーカーによる体細胞初期化成功群と不成功群の解析に関する研究2014

    • 著者名/発表者名
      大矢知佳、十河孝浩、重野麻子、馬場 藍、植山萌恵、小原 惇、成川智貴、野津遼祐、早川千尋、川村晃久
    • 学会等名
      日本分子生物学会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
    • 年月日
      2014-11-27
  • [学会発表] 初期化技術による安全かつ効率的な心筋細胞作製方法2014

    • 著者名/発表者名
      川村晃久
    • 学会等名
      イノベーション・ジャパン2014~大学見本市~
    • 発表場所
      東京ビッグサイト(東京都江東区)
    • 年月日
      2014-09-11 – 2014-09-12
  • [学会発表] 万能細胞の現状と将来展開2014

    • 著者名/発表者名
      川村晃久
    • 学会等名
      立命館科学技術振興会ASTER主催講演会
    • 発表場所
      立命館大学びわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)
    • 年月日
      2014-05-27
    • 招待講演
  • [備考] 研究室ホームページ ~川村研究室へようこそ~

    • URL

      http://kawamura-lab.jp/index.html

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公開日: 2016-06-01  

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