研究課題
本研究ではcaffeine analogueとしての8種の薬剤の抗パーキンソン病効果について、オートファジー調節機構に着目し検討を行った。8種の化合物の中で3種に非常に強いオートファジー抑制効果が認められ、同機序としてmTOR非依存的経路の活性化によりオートファジーが抑制されることを見出した。具体的にはEPAC-Rap2b-cAMP経路が活性化され、代償的にmTOR経路が軽度活性化されていた。また最もオートファジー抑制効果が強かった2化合物の細胞死誘導効果を検証したところ、1化合物では著明な細胞死誘導効果を認めるものの、もう1種は殆ど細胞死を誘導しなかったことから、同化合物の抗腫瘍薬としての薬効を各種腫瘍細胞ラインにて検証している。なお、オートファジー調節効果を持つdyneinについても新たな検証を進め、dayneinサブユニットの一つであるp150gluedによるオートファジー調節・アポトーシス誘導効果を報告した(PLOS ONE, in press)。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 5件) 備考 (2件) 産業財産権 (1件)
PLOS ONE
巻: in press ページ: 未定
http://www.juntendo-neurology.com/
http://www.juntendo-neurology.com/pdf/kenkyu-saeki-furuya.pdf