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2012 年度 実績報告書

Th1/Th17細胞活性を軸とした関節リウマチの遺伝学的病態予測モデルの樹立

研究課題

研究課題/領域番号 23689051
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

高地 雄太  独立行政法人理化学研究所, 自己免疫疾患研究チーム, 上級研究員 (60415156)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2013-03-31
キーワード関節リウマチ / 遺伝子多型 / Th1細胞 / Th17細胞 / 病態予測
研究概要

本研究は,個人の遺伝子多型情報を用いて, T helper 1(Th1)細胞およびTh17細胞の活動性を軸とした関節リウマチの亜病態の予測法の樹立を目的とした.
これまで,予測に用いる候補遺伝子多型の選定およびジェノタイピング,および患者血清中のサイトカイン濃度の測定を行った.関節リウマチ感受性遺伝子多型(common variant)としては,当初研究計画で予定していたものに加えて,研究室で行った日本人における関節リウマチのゲノムワイド関連解析のメタアナリシスの結果を用いて,追加選択した.また,Th1細胞およびTh17細胞の活動性の指標として,血清中のInterferone(IFN)γおよびInterleukin(IL)-17Aの濃度測定を約1000症例について行ったが,特に高値群(上位20%)については,病態のさらなる理解のために,他の各種炎症性サイトカイン(TNFα,IL-6など)の測定も行った.
現在までジェノタイピングを行ったHLA-DRB1多型と20 SNPのジェノタイプ,および抗CCP抗体などの臨床情報を説明変数として,ロジステック回帰分析による,IFNγ高値群およびIL-17A高値群の予測モデルを樹立した.ROC曲線による評価ではAUC >0.80と比較的高い精度で予測可能であることが明らかになったが,さらに予測精度を高くしていくために,遺伝子機能へのインパクトの大きいrare variantの探索も行っていく予定である.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Use of a multiethnic approach to identify rheumatoid- arthritis-susceptibility loci, 1p36 and 17q122012

    • 著者名/発表者名
      Kurreeman FA
    • 雑誌名

      American Journal of Human Genetics

      巻: 90 ページ: 524-532

    • DOI

      10.1016/j.ajhg.2012.01.010

    • 査読あり
  • [雑誌論文] NFKBIE and RTKN2 Involved in Activation of the NF-kappaB Pathway Are Associated with Rheumatoid Arthritis in Japanese2012

    • 著者名/発表者名
      Myouzen K
    • 雑誌名

      Plos Genetics

      巻: 8 ページ: -

    • DOI

      10.1371/journal.pgen.1002949

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Meta-analysis identifies nine new loci associated with rheumatoid arthritis in the Japanese population2012

    • 著者名/発表者名
      Okada Y
    • 雑誌名

      Nature Genetics

      巻: 44 ページ: 511-516

    • DOI

      10.1038/ng.2231

    • 査読あり
  • [図書] 免疫学Update2012

    • 著者名/発表者名
      審良静男
    • 総ページ数
      211-216
    • 出版者
      南山堂

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公開日: 2014-07-24  

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