研究概要 |
ヒト遺伝性難聴の責任遺伝子として、アクチン動態に関わる分子“TRIOBP”同定した。このTRIOBPには、-1, -4, -5の3種のアイソフォームが存在する。蛍光ゲル濾過法によりアイソフォーム間のホモ多量体およびヘテロ多量体を形成することを見出し、TRIOBPは複合体として機能している事が示された。また抗TRIOBP抗体を用いた免疫沈降反応にて、様々な分子がTRIOBPに結合する事が示され、TRIOBP複合体により内耳が機能していると考えられる。またアイソフォーム特異的ノックアウトマウスを作成した。これによりアイソフォーム間での機能の違いが浮き彫りとなる。
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