今後の研究の推進方策 |
一般のグラフに対して,グラフをコンパクトに表現したままで2点間の最短経路を高速に計算する方法が知られている(P. Ferragina, I. Nitto, and R. Venturini, On Compact Representations of All-Pairs-Shortest-Path-Distance Matrices, Theoretical Comput. Sci., Vol.411, pp.3293-3300, 2010).この手法を平面グラフに適用することにより平面グラフに対する高機能な符号化アルゴリズムを提案する.平面グラフの性質を利用することで,よりコンパクトな表現のままで高機能性を達成する.一般のグラフに対して平面グラフが疎である(辺の本数が少ない)ことや,平面グラフの各頂点に接続する辺には順番が決まっていることに着目して,既存手法を改善する.
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