研究課題
本研究の目的は、組込みマルチプロセッサシステムを対象とした、高機能と高信頼性を実現するソフトウェアアーキテクチャとその実装を開発することである。本ソフトウェアアーキテクチャは、高機能を実現する汎用OSとリアルタイム性を実現するリアルタイムOSを各プロセッサで並列に動作させることで高機能を実現し、リアルタイムOSを汎用OSから保護するハイブリッドOS技術により高い信頼性を確保する。本研究は、以下の3つのサブテーマから構成される。・ハイブリッドOS技術のマルチプロセッサ対応/OSスケジューリング手法/OS間通信2012年度は、各機構の実装&評価を行い,事例による評価を実施した.事例による評価としては、車載のディスプレイオーディオを模擬した事例を用いて、RTOSによるバッグガイドの高速起動やリアルタイム制御と、GPOSによるAndroidの実行及びその間の通信を実現した。2年間の実施期間で開発した成果はオープンソースとして、TOPPERSプロジェクトから公開した(http://www.toppers.jp/safeg.html)。
すべて 2012 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)
情報処理学会論文誌, (ACS 23)
巻: 5 ページ: 99-110
コンピュータ ソフトウェア
巻: Vol.29,No.4 ページ: 182-198
http://www.toppers.jp/safeg.html