超並列プロセッサのメモリアクセス性能向上を目的として,低遅延かつ高スループット処理が可能な圧縮アルゴリズムである,Periodic pattern coding(周期的パターン符号化)を提案した.GPUシミュレータを用いて圧縮率の評価を行い,従来の類似手法と比較して優れた圧縮率を有することを明らかにした.また,キャッシュミス率,IPC(1サイクルあたりの実行命令数),等を評価し,提案手法がプロセッサの性能向上に有効であることを示した.ハードウェア記述言語により圧縮・伸張回路を設計し,高いスループットで圧縮・伸張処理ができることを示した.
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