研究課題
XML(Extensible Markup Language)は,誕生から10年を迎え,標準データフォーマットとして広く利用されている.その用途はWeb文書,ビジネス文書,科学データ,ビジネスデータなど多岐に渡る.特に近年では,Webサーバとクライアントとの通信,あるいはコンピュータ同士の通信(M2M; Machine to Machine)のためのデータ交換にも標準としてに使われており,リアルタイムに到着するXMLストリームが増加している.一方,XMLデータから所望の情報を抽出するには,基本的にはXQueryやXPathといった問合せ言語を用いるのが標準的な方法である.しかし,連続的に到着するXMLストリームの場合,従来型のアプローチでは不十分である.前者の問題に対しては,この数年,一般の(非XML)データベースを対象にした分析手法であるオンライン分析処理(OLAP; Online Analytical Processing)をXMLに適用した,XML-OLAPが研究されている.しかし,XMLストリームに対する分析手法はこれまで深く研究されていない.この問題点に対し,本研究ではオンライン分析によるXMLストリームからの知識発見に関する研究開発を行った.具体的には,XMLストリームに対するオンライン分析処理のためのデータモデルについて検討を行うとともに,XMLストリームに対するオンライン分析処理のためのアルゴリズムの研究開発を行った.さらに,実験による評価によって,提案手法の有効性を評価した.
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The 14th International Conference on Web-Age Information Management (WAIM 2013)
巻: 未定 ページ: 未定
International Journal of Web Information Systems (IJWIS)
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情報処理学会論文誌データベース
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