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2012 年度 実績報告書

位置情報を有する商品情報をもとにした屋内3次元ナビゲーションシステムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23700104
研究機関東京大学

研究代表者

熊谷 潤  東京大学, 生産技術研究所, 助教 (90548702)

キーワード屋内ナビゲーション / LBS / モバイル / 屋内測位
研究概要

商品位置を元にした屋内ナビゲーションシステムを開発し,実験検証を行った.1.位置情報を含んだ商品検索システムの開発:対象ビル内のテナント情報や商品情報との位置情報の関連付けや画像情報の整備を行った.位置情報を含んだ商品検索の仕組み作りとして,利用者がモバイル端末上で,複合施設内の商品を横断的に検索できる商品検索システムの開発を行った.2.商品位置情報と利用者の現在位置による屋内3次元ナビゲーションシステムの開発:フロアマップ上にユーザの現在地,選択した商品の位置を表示できるフロアマップシステムの作成を行った.次に,利用者の現在位置情報については,wifi による位置情報取得方法を利用した.利用者の位置情報,選択された複数の商品の位置情報を使用し,これらをまわる最短ルートを返す経路検索エンジンを開発した.またチェックインシステムを作成し,利用者の現在地や立ち寄った施設を把握することが可能となった.3.屋内3次元ナビゲーションシステムの被験者による有効性評価:36名の被験者に携帯端末を貸与し本研究で開発したアプリを使用して,1名につき30分~1時間程度の複合商業施設内の回遊実験を行った.システムの全体的な評価については,83%が操作性について簡単と評価し,91%が有効性を評価し,89%が本システムについて,今後の利用を希望した.特に役に立った機能については,フロアマップ,ビルマップ,ルート表示の順であった.また商品を位置と関連付け地図表示したことに関しては,86%が有効性を評価し,本システムを使用することで,83%が立ち寄る店舗に変化があるという結果になった.本研究では,商品データに位置情報を付加し,商品の位置情報を元にナビゲーションするシステムを開発した.結果として,本システムに対して9割以上の被験者から有用性があり,8割以上の被験者の購買行動に変化をもたらすことを示した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Development of an Indoor Mapping System2012

    • 著者名/発表者名
      Kumagai J
    • 学会等名
      Asian Conference on Remote Sensing 2012
    • 発表場所
      Pataya,Thailand
    • 年月日
      20121127-20121127
  • [学会発表] 利用者と商品をつなぐ屋内ナビゲーションの開発2012

    • 著者名/発表者名
      熊谷潤
    • 学会等名
      電気学会産業応用部門
    • 発表場所
      千葉工業大学
    • 年月日
      20120823-20120823
  • [学会発表] 商品位置を元にした屋内ナビゲーションの開発2012

    • 著者名/発表者名
      熊谷潤
    • 学会等名
      東京大学空間情報科学研究センター寄附部門 定例会議
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      20120627-20120627

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公開日: 2014-07-24  

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