研究課題
申請者は「領域分割ベース符号化方式」と「分割領域符号変換方式」の連携により前記課題を解決してきた.配信側で複数の領域に分割した領域分割ベース符号化ストリームを予め作成しておく.次に,表示側からの視聴領域情報を基に,前記ストリームから,同一解像度品質を有する視聴領域符号化ストリームを抽出・作成し表示側へ通知することで,全体領域符号化ストリームと同品質符号化ストリームを抽出・作成し表示側へ通知することで,全体領域符号化ストリームと同品質映像を提供可能となる.しかしながら,速度評価結果により本提案方式は従来方式と比較して20倍の速度を達成したが,数百万規模での超多数視聴ユーザへの映像提供を考慮した場合,実現的ではない.本研究では品質劣化を低減しながら超高速変換が可能な方式について研究する.本年度は,実システムに実装をおこない性能評価を行った.特に,広く用いられるWebサーバに組み込み実装し,実用に耐えうるシステムであることを示した.また実商用サービスへ技術提供を行い,研究成果の社会還元を達成した.
すべて 2013
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
IEEE Transactions on Consumer Electronics
巻: Vol.59, No.2 ページ: 343-351