研究課題/領域番号 |
23700117
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
新田 直子 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (00379132)
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キーワード | 人物画像検索 / 人物の共起関係 / 適合性フィードバック / クラス分類 |
研究概要 |
平成24年4月25日から平成25年3月31日まで産前・産後休暇及び育児休業を取得したため,補助事業を中断致しました.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
産前・産後休暇及び育児休業を取得したため,補助事業をほぼ1年間中断し,平成24年度に予定していた研究内容について達成できてないため.
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今後の研究の推進方策 |
今年度の予定していた,以下の課題に取り組む. ・有効な共起人物を高精度に学習するためのフィードバック操作の検討:提案手法におけるユーザのフィードバックを与える手間を考慮すると,フィードバックを与える画像は,少量でも高精度に有用な人物の共起関係を学習できるものであることが望ましい.また, 今年度はユーザがフィードバックを与える際に必ず正しい判定を行うものと仮定したが,実際にはユーザは誤った判定も行うと考えられるため,ユーザの判定の信頼度などを考慮したフィードバック操作などが必要となる.そこで今後は,フィードバック毎にクラス分 類機の訓練に最も有効な画像を選択する方法や,フィードバックの与え方について検討する. ・直観的に操作しやすいインタフェースの構築とインタフェースを用いた検索精度の検証:ユーザから誤ったフィードバック情報が得られる場合があることを想定すると,開発した手法の有効性を検証するにあたり,実際のフィードバック結果を用いることが必要となる.そこで,検索結果とフィードバックを与える画像を提示し,ユーザが実際にフィードバック操作を行うためのインタフェースを構築する.構築したインタフェースを用いて,実際どの程度の精度でユーザからのフィードバック情報が得られるか,またその際,判定の誤りが検索結果の平均精度にどの程度影響するかを今年度得られた結果との比較により検証する. また,さらに高速かつ高精度な検索を実現するため,検索対象となる画像コレクションをあらかじめ構造化する方法についても検討する.
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次年度の研究費の使用計画 |
産前・産後休暇及び育児休業を取得したため当初の見込み額と執行額は異なったが,研究計画に変更はなく,当初今年度に予定していた通りの計画を進めていく.
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