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2012 年度 実績報告書

主題図作成のためのパラメータに基づく地図描画技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23700120
研究機関岩手大学

研究代表者

松山 克胤  岩手大学, 工学部, 助教 (80404804)

キーワードダイアグラム / 平行投影図 / インタフェース
研究概要

主題図作成技術の研究開発を行った。期間内に、1異なる情報レイヤーの描画システムの開発、2土器を対象とした主題図作成インタフェースの開発、および、3平行投影図の「視点」変更システムの開発を実施した。
1異なる情報レイヤーの描画システムの開発では、異なる情報レイヤーを高い自由度で閲覧可能なインタフェースの開発を行った。情報の受け手の身体的操作で情報レイヤーを選択できる情報閲覧インタフェースを発想し、裸眼で見た時とフィルタを通して見た時とで異なる情報レイヤーを表示することができる描画技術を検討し、3次元ディスプレイと偏光フィルタを使用して、情報レイヤーの選択が可能な描画システムのプロトタイプ作成を行った。
2土器を対象とした主題図作成インタフェースの開発では、主題図の対象の拡張として、土器を対象とした主題図作成インタフェースの開発を行った。博物館の研究員とのインタビューや議論を通して、土器の主題図作成インタフェースをデザインした。現在、実装に向けて試作を行っている。試作の結果を使用して、考古学者のレビューやワークショップを実施する予定である。
3平行投影図の「視点」変更システムの開発では、地図をダイアグラムの一形態と捉えて、ダイアグラム全般に対する調査検討を行った。そして、平行投影図のうち、明示された直交座標軸を基に空間が表現されているようなダイアグラムに着目し、このようなダイアグラムの閲覧、作成、修正、調整などを支援するソフトウェアを開発した。開発したソフトウェアは、ユーザがドラッグにより座標軸を移動させることで、異なる「視点」のダイアグラムを容易に作成することができる。加えて、既存のダイアグラム画像からの情報抽出システムも開発し、本開発システムのリソースとして活用できるようにした。作成したシステムの実験と検討を行い、現在は論文の投稿段階である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 直交座標軸に基づく斜投影ダイアグラム画像からの3次元情報抽出手法

    • 著者名/発表者名
      松山克胤,今野晃市
    • 学会等名
      NICOGRAPH 2012
    • 発表場所
      京都大学(京都)

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公開日: 2014-07-24  

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