研究課題/領域番号 |
23700126
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
伊藤 一成 青山学院大学, 社会情報学部, 准教授 (20406812)
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キーワード | スマートフォン / タブレット / ピクトグラム |
研究概要 |
昨年度に引き続きスマートフォンやタブレット端末の教育利用動向や関連技術について調査をまとめた.研究成果はプログラミング教育やモバイル関係学会で発表した.今年度は特に教育活用にフォーカスを当てている.モバイル端末での表示形式を念頭に入れた上で,教材資料にピクトグラムを内包するかは,障害者生活支援,幼児の概念教育や異文化コミュニケーション支援の分野でコミュニケーション実現や意思伝達の手段として,このような簡易なアプリケーションでも利用価値はあることは既に先行研究でも明らかにされてきた.コンテンツ自体にピクトグラムを適用するケースとコンテンツ間の関係を媒介としてピクトグラムを用いるケースを同時に試行可能なためである.複数の学問領域を横断的に学ぶことができる学部では,複数の教養科目とそれぞれの研究領域の基礎科目を幅広く習得することになるが,そのため学習内容が一体どの様に今後役に立つのかわかりにくく,学生の知的好奇心を養成しづらい.ピクトグラムの様な抽象的表現を媒介に使うことで,科目やそこで使われる教材間のネットワークについていくつか実際のコンテンツを作成した.さらに理解を促進させる目的でピクトグラムを挿入した授業資料を用いて実際に授業を行ったり,プログラミング授業での課題作成にピクトグラムを取り入れた演習を行なった.プログラミングという言葉の一般認識自体を変えていく必要性があると考えており,プログラミングについて拡大解釈してコンピュータ上での実生活の諸作業などに関しても対象とした上で,日常所有しているスマートフォンでプログラミングを想定し,その中でのピクトグラムの利用について調査し研究を進めた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
スマートフォンやタブレットの教育利用におけるピクトグラム利用を幅広い利用想定が見込まれたため,リサーチに時間を要している.教育分野に関しては,学習効果の点から綿密な調査が必要で,本来の進捗予定より多少遅れている.
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今後の研究の推進方策 |
今年度も教育分野でのスマートデバイス利用動向やピクトグラム利用動向調査を状況や文脈を考慮した絵記号の提示.絵記号の同化作用について多様な分野で活用を視野に調査を行う.
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次年度の研究費の使用計画 |
最新型のスマートデバイスが多く発売しているため,年度初頭に数台程度のスマートデバイスおよび複数のデバイスを一括で充電,同期できる機器を再度購入予定である.また研究成果は積極的に公開し,学会発表を行っていくための旅費を計上している.研究支援にかかる諸業務(資料整理,資料作成,コンテンツ作成補助)のために人件費を計上している.
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