研究課題
研究実績は以下の二点に要約される。一点目はグラフ信号を用いた画像復元問題の適応。二点目はマルチビュービデオストリーミングシステム用の画像合成。一点目に関しては、グラフ信号処理(graph signal processing (GSP))のツールgraph-signal smoothness priorを適切に定義し、画像のノイズ除去 (denoising)、JPEG画像の逆量子化 (de-quantization)、コントラスト促進 (contrast enhancement)などの画像復元問題に適応する研究を行った。不完全なノイズ破損した信号から適切なグラフを設計するのが注目点である。グラフ設計により、問題は制約のない二次方程式になり、効率よく解決できる。区分的に滑らかな画像 (piecewise smooth images)には、従来の技術よりいい画質が得られた。その成果はIEEE会議で発表した。二点目に関しては、クライアントが三次元のシーンを多視点から観察できるように、サーバー側が保存した視点画像に限らず、ネットワーク内で新たなリファレンス視点画像を合成し、クライアントに転送する手法を提案した。サーバー側が保存した視点画像のみでクライアントで視点画像を合成する手法と比べれば、よりよい画像品質ができることが判明した。その成果もIEEE会議で発表した。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (7件) 備考 (1件)
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http://research.nii.ac.jp/~cheung/index.html