今後の研究の推進方策 |
これまでに開発した画像拡大インタフェースの可搬性向上を図るために,これを組み込みシステムとして実現する.知的視覚情報フィルタリングの今後の展開として,弱視者が視覚とそれ以外の感覚を併用して認識しながら行動をとる際の支援システムの構築が挙げられる.具体的には,視覚と触覚に依る把持動作や視覚や聴覚,触覚に依る歩行動作の支援システムの開発が挙げられる.現在,これらは基礎的な研究を行っている段階にあり,今後はさらに進めていきたい.
|
次年度の研究費の使用計画 |
1)これまでの研究においても,ウェアラブルカメラやヘッドマウントディスプレイを用いてきたが,最近,より軽量で,性能の向上した新しいものが登場してきている.これらを利用することで,さらに新しい支援システムの構築が可能となると考えており,それらを評価・検討するために,購入することを計画している.2)センサはカメラのみでなく,加速度センサやGPSなどの各種の物理センサを併用すればより効果的な支援が期待でき,評価・検討のために購入する予定である.3)また,今年度は最終年度であり,研究成果を積極的に発信するべく学会発表を計画している.
|