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2012 年度 実績報告書

上空視点画像データベースを用いたカメラ位置・姿勢推定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23700208
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

佐藤 智和  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 准教授 (50362835)

キーワードカメラ位置・姿勢推定 / コンピュータビジョン / 拡張現実感 / 航空写真
研究概要

航空写真をデータベースとして利用することで、地上で撮影した画像取得時のカメラ位置・姿勢を推定する手法を開発した。航空写真と地上撮影画像間の対応点は手動で与えられるものとして、これらの対応点を用いた6自由度のカメラ位置・姿勢の計算手法について研究を実施した。具体的には、まず航空写真の2次元平面上において、再投影誤差を近似した誤差関数を設定し、これを準線形に最小化することで、カメラ位置・姿勢の初期値を得る手法を開発した。次に、この初期値から非線形最小化により、画像上の再投影誤差を最小化することで、高精度なカメラ位置・姿勢推定が実現できることを確認した。また、定量的評価な評価を行うため、シミュレーション環境およびTrakmarkベンチマークデータセット[NAIST Campus Package 02]を用いてカメラの位置・姿勢推定精度を検証し、提案手法の位置推定の位置誤差が平均20cm以下、姿勢推定誤差が平均1°以下であることを確認した。また、このような手法が実環境において動作することを確認するため、インターネット上にアップロードされた画像群を用いたカメラ位置・姿勢推定と、位置・姿勢推定結果を用いた拡張現実画像生成を行った。これにより、拡張現実感への応用を想定した場合において、本研究で得られるカメラ位置・姿勢の精度が十分であることを確認した。また、比較実験により、従来から用いられてきたシーンを平面を仮定する手法に対して、提案手法がより高精度なカメラ位置・姿勢推定を実現可能であることを確認した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 6-DOF Camera Pose Estimation Using Reference Points on an Aerial Image without Altitude Information2013

    • 著者名/発表者名
      Taiki Sekii
    • 雑誌名

      IPSJ Transactions on Computer Vision and Applications

      巻: 6 ページ: 1-8

    • 査読あり
  • [学会発表] 高度が未知の航空写真上の参照点を用いた地上撮影画像からのカメラ位置・姿勢推定

    • 著者名/発表者名
      関井 大気
    • 学会等名
      画像の認識・理解シンポジウム(MIRU)講演論文集
    • 発表場所
      福岡県福岡市

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公開日: 2014-07-24  

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