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2013 年度 実施状況報告書

自然言語処理とネットワーク構築技術との融合による感性デザイン方法論の研究

研究課題

研究課題/領域番号 23700251
研究機関岐阜聖徳学園大学

研究代表者

山本 英子  岐阜聖徳学園大学, 経済情報学部, 准教授 (90450692)

キーワード自然言語処理 / 印象分析 / ネットワーク構築 / 感性デザイン
研究概要

本研究では、人のモノに対する印象から深い感性を捉える方法論を確立し、その方法論による評価に基づく感性デザイン方法を提案することを目的としている。
当該年度は、昨年度に改良したネットワークプログラムを使い、より人間に沿った印象ネットワークの構築を行った。具体的には、被験者実験により、印象ネットワークの元となる単語群を提示してもらい、その単語群の関連性をWordNetとWebデータから構築した語彙のネットワークを融合した意味ネットワークから抽出し、その経路を組み合わせることで、被験者たちの印象ネットワークを構築した。そして、その印象ネットワークから、被験者同士の共通項など感性の特徴と捉えうる項を抽出し、分析することで、感性のモデルを構築することを試みた。
また、昨年度の実績をまとめた論文を国際会議で発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当該年度は、昨年度の遅れを取り戻すべく、研究に取組んだ。しかしながら、当該年度も妊娠し、年度末に出産だったため、年度後期は今年度の産後休暇と育児休暇のため、今年度の大学内での仕事を前倒しで行った。そのため、昨年度、当該年度に掲げた目標の7,8割程度しか達成することができなかった。

今後の研究の推進方策

モデル化した感性について、捉えた感性の特徴を基に感性をデザインする方法の構築を目指す。具体的には、構築した感性モデルでの模倣シミュレーションを繰り返すことで、モデルを洗練し、感性デザインの方法の提案を目指す。
被験者実験のノウハウは確立できているので、多くの被験者による感性を融合し、より人間に沿った印象ネットワークの構築し、その上でのシミュレーションを目指す。

次年度の研究費の使用計画

研究を進めていく上で必要に応じて研究費を使用したが、昨年度延長申請をしていたことに加え、産前産後休暇の取得により、当該年度における研究期間が短かったためである。
この繰り越し金については、全体帯的な研究計画に沿って、使用する。具体的には、被験者実験における謝金や、成果の論文作成における英文校閲費用、および必要において、記録媒体やPCの購入に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Fusion of Multiple Semantic Networks and Human Association2014

    • 著者名/発表者名
      H. Isahara, K. Kanzaki, E. Yamamoto, T. Kuribayashi, M. Otsuka.
    • 学会等名
      GWC2014 (The seventh Global Wordnet Conference)
    • 発表場所
      Tartu, Estonia
    • 年月日
      20140125-20140129

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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