研究課題
若手研究(B)
物の操作を非言語的な尺度として、ヒトとチンパンジーなどの大型類人猿の認知発達について直接比較をおこなった。物理的な知性の観点でヒトとチンパンジーの類似性が示された一方、社会的な参照を必要とする課題や見えないものを補完する能力ではヒト幼児の優位性が示された。飼育下での認知実験と、野生での行動観察を組み合わせた、大型類人猿4種とヒトの種間比較から、認知発達にかんする基礎的データを得ることができた。
比較認知発達