高度情報化社会の発展により、さまざまなデータを入手しやすくなった現在、データを適切に収集し、分析し、社会で役立てられる人材を育成することが求められている。初等中等教育においてもデータを科学的に扱う知識や技能を習得するようになった。しかしながらこれまでの指導内容と異なる点もあり、また社会での活用力を意識した習得を目指すことで、授業内容として導入することに対して容易とは言い難い。そこで本研究では、データの科学に関する教育の現状把握を行ったり、新しい授業方法を開発したりした。これらの結果を踏まえ、社会で求められている統計科学の基礎教育や主体的な学びにもつながる統計教育の教授法等を開発できた。
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