研究課題
若手研究(B)
我々はCAPS2 exon 3スキップマウスを作製し、その行動解析により、様々な自閉症様行動を示すことが分かってきた。さらにこのマウスの解剖学的解析により、トラフィッキングの異常やゴルジ体の形態異常が示された。以上より、このマウスは自閉症モデルマウスとして有用であることが示された。また、CAPS2タンパク質が有芯小胞分泌のどのステップに関与するかを詳細に検討した。その結果、CAPS2タンパク質はPHドメインを介してゴルジ体膜に結合することやGDP結合型のクラスII ARFタンパク質(ARF4,ARF5)のN末端に結合することなどが分かってきた。以上より、CAPS2タンパク質が有芯小胞のトラフィッキングに関与するメカニズムが分かってきた。
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Proceedings of the National Academy ofSciences of the United States of America
巻: 109 (51) ページ: 21104-21109
FEBS Letter
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FEBS Journal
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http://asrldu.dept.med.gunma-u.ac.jp/tsadak ata/tetsushi_sadakata.html