研究課題
若手研究(B)
アストロサイトは脳内における主要なグリア細胞であり、シナプスの形成、発育、安定化、除去に関与している。従って、アストロサイトの状態変化や老化は、シナプスにおける情報伝達に影響を与え得る。本研究では、アストロサイトを長期培養し、老化モデルとしての有用性と、シナプス伝達に対する影響を検討した。結果、培養9週目以降において、invitroにおける老化様症状を呈することを発見し、興奮性シナプス伝達は低下することを明らかにした。シナプス伝達の低下は、幼若期におけるシナプス伝達に類似していたことから、アストロサイトの老化は、シナプス機能を脆弱すると結論した。
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PLoS One.
巻: 7(10) ページ: e48034
doi:10.1371/journal.pone.0048034
http://www.pha.fukuoka-u.ac.jp/user/ohyaku/web/