研究課題
若手研究(B)
大脳基底核神経回路は、運動の調節に重要であることが知られている神経 回路である。光遺伝学(光学と遺伝学を融合し、光受容体を神経に発現させ光照射により神経活動 を操作する技術)をマウスに用いて、運動における特定の神経経路の役割を解析した。片側の線条 体投射ニューロンの興奮を選択的に誘導したところ、大脳基底核神経回路からの出力信号が一過性 に減り、マウスは一方向への回転運動を始めた。出力信号の一過性の変化が運動の調節に重要な役 割を果たしていることが示唆された。
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