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2013 年度 研究成果報告書

次世代タンパク質用デリバリー素材:タンパク質を温和に保持し放出するナノマシン

研究課題

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研究課題/領域番号 23700539
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関九州大学

研究代表者

森 健  九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70335785)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワードタンパク質 / ナノメディスン / 細胞膜 / エンドサイトーシス / 免疫治療
研究概要

3価のイオン性基をデキストランに種々の割合で修飾したカチオン性およびアニオン性の高分子を合成した。修飾率が5 mol%程度と低いときに、直径が30 nm程度のナノゲルを形成しうることが分かった。
これまでの分子設計のナノゲルでのタンパク質内包は難しいことが分かった。そこで、新しい分子設計を行った。細胞の表面にレセプターとなるポリマーを修飾し、これと相補的なリガンドタンパク質を細胞に取り込ませるという方法である。デキストラン主鎖にビオチンを修飾したものは、細胞表面に安定に修飾でき、ここにストレプトアビジンを加えると、すぐに細胞内へエンドサイトーシスによって取り込まれることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 2012 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)

  • [雑誌論文] Rapid and serum-insensitive endocytotic delivery of proteins using biotinylated polymers attached via multivalent hydrophobic anchors2014

    • 著者名/発表者名
      K. Tobinaga, C. Li, M. Takeo, M. Matsuda, H. Nagai, T. Niidomea, T. Yamamoto, A. Kishimura, T. Mori, Yoshiki Katayama
    • 雑誌名

      J. Controlled Release

      巻: 177 ページ: 27-33

  • [雑誌論文] A polyion complex nanogel2012

    • 著者名/発表者名
      M. Takeo, T. Mori, T. Niidome, S. Sawada, K. Akiyoshi, Y. Katayama
    • 雑誌名

      J. Collod. Interf. Sci.

      巻: 390 ページ: 78-84

  • [備考]

    • URL

      http://www.chem.kyushu-u.ac.jp/~katayama/

  • [産業財産権] 細胞膜上に修飾される人工レセプターとそれを用いた共エンドサイトーシス法2012

    • 発明者名
      森健、片山佳樹、飛永恭兵、竹尾将史、松田雅義
    • 出願年月日
      2012-05-11
    • 外国

URL: 

公開日: 2015-06-25  

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