研究課題
若手研究(B)
3価のイオン性基をデキストランに種々の割合で修飾したカチオン性およびアニオン性の高分子を合成した。修飾率が5 mol%程度と低いときに、直径が30 nm程度のナノゲルを形成しうることが分かった。これまでの分子設計のナノゲルでのタンパク質内包は難しいことが分かった。そこで、新しい分子設計を行った。細胞の表面にレセプターとなるポリマーを修飾し、これと相補的なリガンドタンパク質を細胞に取り込ませるという方法である。デキストラン主鎖にビオチンを修飾したものは、細胞表面に安定に修飾でき、ここにストレプトアビジンを加えると、すぐに細胞内へエンドサイトーシスによって取り込まれることが明らかとなった。
すべて 2014 2012 その他
すべて 雑誌論文 (2件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
J. Controlled Release
巻: 177 ページ: 27-33
J. Collod. Interf. Sci.
巻: 390 ページ: 78-84
http://www.chem.kyushu-u.ac.jp/~katayama/