研究課題
若手研究(B)
生体信号時系列の確率分布に見られる正規分布からの乖離(非ガウス性)を定量化する時系列解析法を開発した.ここでは,非ガウス時系列の非対称性に対して中央値まわりの変動を正負の方向に分解し,それらを局所半正規分布で近似することで非対称な変動特性を評価する方法を開発した.この方法を健常人の心拍変動時系列に応用し,加齢の影響が時系列の非対称性に見られることを明らかにした.また,広いクラスの対称非ガウス分布に対して,相乗分解による非ガウス性の統計的評価法を開発した.この方法を,心疾患患者の心拍変動解析に応用した結果,分布の裾の形状が予後の予測因子である可能性が示された.
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