ハイパースペクトラルイメージング技術を用いた、がん診断支援システムの開発を推進。特にメラノーマ診断支援システムとして、臨床での使用に耐えうるシステムを完成させ、臨床試験に取り組んだ。200症例を一件のトラブルもなく集積することに成功。本研究において新たに開発されたメラノーマ鑑別指標を用いることで、感度・特異度ともに90%以上という高いメラノーマ鑑別能力を発揮した。内視鏡に接続する装置も開発し、動物実験により、皮膚同様にスペクトルを計測できることを確認した。今後はメラノーマ診断装置の世界展開をめざし、欧米での臨床試験を推進する予定である。
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