次年度の研究費の使用計画 |
初年度には,歩行時における足圧分布の計測実験を行うために,Novel社製の圧力分布計測システム(Pedar-x/E3:2,593,500円)を購入した。Pedar-x/E3や,その他の計測システムを用いた歩行計測の結果により,新たな歩行動作意思推定法であるIntention estimatorを構築後,完全脊髄損傷患者に適用するための事前試験(マネキンによる歩行試験)を行った。この試験によって見いだされた課題として,HALの股関節部位におけるroll軸周りの回転を軽減させる機構の開発と,足関節の内反を防ぎ, HAL のフレームを介して地面に伝わる荷重を計測する機構の開発があげられる。したがって,これらを考慮したハードウェアの改良が急務となった。 次年度の研究費の使用計画としては,23年度の未使用額106,500円分と,今年度の直接経費500,000円の内,400,000円分を,ハードウェアの改良に必要な床反力センサの購入費や金属加工費の使用に予定している。また,100,000円分に関しては,論文校閲費や実験補助費に使用する。
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