本研究は,バスケットボールの「ボールを持たないときの動き」に関する映像を用いた理解度テストを作成することを目的とした.1)「パスを出した直後のボールを持たないときの動き」と「パスを受けた人に合わせるボールを持たないときの動き」について,48種のゲーム状況を設定した. 2)ゲーム状況の撮影にあたり、女子学生のバスケットボール部選手の協力を得た. 3)映像を用いた理解度テストでは、①被験者に攻撃の途中の決定的場面で「この場面において,ボールを持っていないプレーヤーはどのスペースに動くべきか?」を判断することを求めた.②回答は、3つの動きの方向(範囲)から適切なものを1つ選ばせる形式にした。
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