①「婚活」「結婚」「出産」をキーワードとして日本人女性アスリートのキャリアプロセスを明らかにすることと、②Role Exit Theoryの有効性を検証することを目的に実証研究を行った。 その結果、トップリーグでプレーする際には不安を抱かず、現役中にも引退後に不安を抱かずに、自主的に引退を迎え、未練も持たない。だが、結婚を意識することによって、キャリアプロセスを決定していた。つまり、彼女たちのキャリアトランジションには、結婚にともなう性役割観が影響を与えると言える。したがって、Role Exit TheoryおよびRole Exit Modelには女性特有の要因を考慮した修正が必要である。
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