研究課題/領域番号 |
23700727
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
辻 洋右 琉球大学, 観光産業科学部, 講師 (80585224)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | スポーツ / スポーツマーケティング / スポーツスポンサーシップ |
研究概要 |
本研究の目的は、プロスポーツチームとスポンサーがファンに与える影響を分析することである。また同時に、スポンサーのベネフィット分析を多面的にも行なうことである。特に、ファンの地域アイデンティティ構築プロセスへの影響やファン目線でのスポンサーイメージを多面的に捉えて分析する。この調査の結果により、地域活性化や新しいナレッジの創出(安定したチーム経営、地域ビジネス)につながると思われる。 本研究の予備調査として、平成23年度の多くは情報収集に費やした。その具体的な内容としては、文献による情報収集や国内外の学会・学会主催セミナーにて最新研究に触れること、大学教員・チーム経営関係者・スポンサーとの意見交換、現場でのファン行動・スポンサーシップ分析などであった。これらの情報収集は、本調査の前に必要不可欠であり、研究実施計画に沿っている。また、これらの予備調査が最終的には良い結果につながると考えられる。 次に、予備調査の結果をもとに、本調査の一環として地元プロチームのファンとグループインタビューを行った(フォーカスグループ・リサーチ)。ここでは、少数のファンに様々な質問をすることで、彼らが考えるチームやスポンサーに関する詳細な情報を得ることができた。例えば、ファンがチーム・スポンサーに抱く感情、地元出身のファンが地元チームに関する思い、もしくは、移住してきたファンが新しい土地に対する特別な思いなどである。また、それらの新しく得た情報をもとに作成した質問項目を加えたアンケート調査を地元プロチームの試合において行った。データ入力は済んでいるが詳細な調査は現時点では終わっていない。データの精査後、学会などで発表するつもりである。なお、社会への発信としては、スポンサーシップ効果をチームのスポンサーへ発表し、レポートを提出している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成23年度は、当初の計画通り予備調査をメインに行った。また、終盤にかけては、本調査の一環であるグループインタビューとアンケート調査を行っており、研究の実施は、概ね順調であると言える。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度はアンケート結果のデータをもとに統計処理を行い、学会発表などに備えたい。また、それらの結果を踏まえ、修正するべきところは対応し、引き続きインタビューや文献研究をおこない、ホームゲームにてアンケート調査をおこないたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成24年度は必要設備備品が揃っているので、次年度の研究費は主に、国内外の学会への出席・研究成果発表に使いたい。また、最新の研究が発表される海外の文献を購読するためにも使いたい。
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