当初の研究計画どおり、スキージャンプ選手の踏み切りモーションとタイミングの定量的なモニタに加え、FISの公式ルールどおりではないものの飛距離の自動測定を実現した。特に後者はスキージャンプの練習においては、極めて重要であるにもかかわらず、測定のための人員や設備が必要であり飛距離の判定自体が難しいことから実施されていなかった。 当初の研究計画の実際のジャンプ台での選手及びコーチのみによる運用と初心者に対するフィードバックの実現が達成できなかった。過労を主な原因として研究代表者が平成24年末から鬱病を発症し、長期の病気休暇と復職を繰り返し、最終年度は何もできなかったためであり無念の極みである。
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