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2013 年度 実施状況報告書

障害者スポーツの社会的意義に基づいたマネジメントモデルの提案

研究課題

研究課題/領域番号 23700729
研究機関首都大学東京

研究代表者

信太 奈美  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 助教 (90433185)

キーワード障がい者スポーツ / 社会的意義 / マネジメント
研究概要

本研究の目的は,障がい者スポーツの社会的位置づけに着目し,障がい者スポーツの価値とは何かを社会学的に分析する事である.初年度は,日本における「障害」「スポーツ」「障がい者スポーツ」それぞれの位置づけについて調査をおこなった.
初年度が日本に着目したのに対し,次年度は諸外国における「障害」「スポーツ」「障がい者スポーツ」それぞれの位置づけについて調査をおこなった.車椅子バスケットボール競技を中心に競技の組織や運営方法についてアンケート調査をおこない,一つの障がい者スポーツ競技の背景にあるスポーツ政策,文化,福祉,産業技術,環境,教育の面に分けて整理し,障がい者スポーツ普及システムと特徴的な社会的要因について比較した.アンケート調査に加えて,スポーツ関係の法律,スポーツ支援体制,障がい者雇用状況を含めた企業支援体制,地域のスポーツクラブやスポーツ施設など障がい者スポーツを取り巻く環境について聞き取りをおこなった.「障害」「スポーツ」「障がい者スポ-ツ」をどのように位置づけ,取り組んでいるのかについて,比較表を作成している.比較表の作成作業が遅れているため、期間の延長を要した.延長期間は補足調査を行うと共に最終年度に行う予定であったまとめをおこなう.分析の総まとめとして,諸外国のスポーツ文化を踏まえて,日本の文化に適した障がい者スポーツのあり方を検討し、企業と地域が連携し,既存の施設・産官学を活用した地域スポーツマネジメントモデルを作成し提案する.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

初年度は,日本における「障害」「スポーツ」「障がい者スポーツ」それぞれの位置づけについてフレームワーク作成やアンケート調査をおこなった.次年度は諸外国における「障害」「スポーツ」「障がい者スポーツ」それぞれの位置づけについて調査するため,パラリンピックの時期に合わせてアメリカ,オーストラリア,イギリス,スペイン,ドイツ,カナダに対して調査を行った.予定最終年度は,前年度に行った諸外国のスポーツ政策,文化,福祉,産業技術,環境,教育の分析項目について,特徴的なポイントをまとめた比較表を作成しているが遅れている.理由としては,諸外国への補足調査が必要な事と,2020年の東京オリンピックパラリンピックの開催が決定し,日本における障がい者スポーツを取り巻く環境や施策が変化しているため,こちらも補足調査を行う必要があるためである.

今後の研究の推進方策

延長期間である今年度は遅れているスポーツ政策,文化,福祉,産業技術,環境,教育の6項目についての比較表を完成させ,補足が必要な項目に関しては7月に補足調査を行う予定である.2020年の東京オリンピックパラリンピックの開催が決定し,日本における障がい者スポーツを取り巻く環境や施策が変化しているため,補足調査にはインターネット調査を行う予定である.その上で,日本と諸外国のスポーツ文化との比較を踏まえて,日本の文化に適した障がい者スポーツのあり方を検討する.企業と地域が連携し,既存の施設・産官学を活用した地域スポーツマネジメントモデルをまとめとして提案する.

次年度の研究費の使用計画

インターネット調査は予定していたものであるが、未実施である。2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定し、障がい者スポーツを取り巻く環境や施策が変化しているため、補足調査を必要とするため。
インターネット調査を行う。

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公開日: 2015-05-28  

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