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2013 年度 実績報告書

部活動指導者を対象としたストレスマネジメントプログラムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 23700730
研究機関新潟県立大学

研究代表者

渋倉 崇行  新潟県立大学, 人間生活学部, 准教授 (30288253)

キーワードメンタルヘルス / 運動部活動 / 心理的ストレス / 部活動適応
研究概要

本研究の目的は,指導行動に影響を及ぼす要因として指導者の心理的ストレスに注目し,指導者のストレスの実態とその効果的対処を理論的に検討することを通して,部活動指導者を対象としたストレスマネジメントプログラムを開発することであった.平成23年度には,部活動指導者の心理的ストレスに関わる文献的研究と本研究を進めるにあたっての理論的枠組みの検討が行われている.また,平成24年度には,部活動指導者の悩み事や負担の実態に関する調査が実施されている.
平成25年度には,部活動指導者用のストレッサー尺度の作成に関わる調査と部活動指導者のストレッサーとストレス反応との関係に関わる調査が実施された.高校運動部指導者を対象とした質問紙調査の結果,運動部指導者のストレッサー尺度が作成され,その尺度の信頼性と妥当性が確認された.つづいて,作成された部活動指導者用ストレッサー尺度を用いて,部活動指導者のストレッサーとメンタルヘルス,そして指導意欲との関連性が検討された.その結果,部活動指導者のストレッサーはメンタルヘルスに影響を及ぼしており,またメンタルヘルスは部活動指導者の指導意欲と関連していることが確認された.さらに,部活動指導者の指導種目(専門種目かそれ以外の種目か)や指導年数等によってもストレッサーとなる内容が異なっていたことから,ストレスマネジメントプログラムの立案においては指導者の属性に応じた内容を構成することの必要性が示唆された.このように,本研究によって,部活動指導者のストレッサーはメンタルヘルスに影響を及ぼし,またメンタルヘルスは部活動指導者の指導意欲と関連があるという一連の関連性が明らかとなった.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Actual state of the coaches’ worries and burdens in extracurricular sports activities at high school2014

    • 著者名/発表者名
      Takayuki Shibukura and Banjou Sasaki
    • 学会等名
      The 7th ASPASP (Asian-South Pacific Association of Sport Psychology) International Congress
    • 発表場所
      Tokyo, Japan
    • 年月日
      20140807-20140810

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公開日: 2015-05-28  

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