知的障害児の身体活動量に関する基礎研究では、特別支援学校の体育で行われる高強度の活動時間が生徒のBMIに影響を及ぼしているが、一方で夏季休暇中の身体活動量は通学日よりも減少することが明らかになった。登校日は生徒の運動時間の確保や、学校と家庭の連携による健康管理が行われているが、長期休暇になるとそれらの支援を十分に確保することが難しくなる。 そこで、身体活動量の確保や体重増加予防といった健康管理を、長期休暇中も継続的に行える支援システム開発に取り組んだ。主には、スマートフォンをディバイスとして用い、知的障害を有する子どもの身体活動量の確保を学校と家庭の連携によって支援できるシステムを構築した。
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