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2012 年度 実施状況報告書

生活環境と児の身体活動量に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23700823
研究機関宮城教育大学

研究代表者

黒川 修行  宮城教育大学, 教育学部, 講師 (30431505)

キーワード身体活動環境 / 子ども / 身体活動量
研究概要

本年度は特に使用する身体活動量計の精度管理および日本語版が作成されている環境評価質問紙であるAbbreviated version of Neighborhood Environment Walkabil ity Scale(ANEWS)の使用に関する検証を行った。身体活動量計の精度については、若年男子を対象に実施したが、やや機器が重いことから、活動中にしっかりと装着していない場合には脱落の可能性が示唆されるとともに、機器の重量が重いために、児の装着時にストレスになることも考えられた。このことから、実際の調査においては、十分な考慮が必要であると考えられた。また、測定された活動量と身体活動環境の関係について、若年者を対象に予備調査を実施した。その結果、活動量計による測定値と質問紙法によって推定された活動量に関して、有意な関係が認められた。また、若年者においては、自宅周辺の身体活動環境と実際の活動量に統計学的な有意な関係が認められなかった。これは対象となった若年者の活動範囲が広かったために、このような結果が得られたものと解された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

調査実施にあたり、計画している子どもたちの対象学年であると、調査時期により、身体活動量に大きな違いが出てくることが予想され、生活環境と身体活動量の関係を十分に見出せない可能性が示唆された。そこで、計画を変更し、平成24年度は調査時期と調査フィールドについて、精査、再考した。

今後の研究の推進方策

既にフィールド調査の準備を進めている。また、身体活動量計のセットアップや点検などを随時行っており、調査実施にあたっては適切な体制を整えた。
また、既報の成績などを考慮し、調査時期を考慮した調査実施を予定している。

次年度の研究費の使用計画

調査のための補助員等を導入することによって、多人数を対象とした調査を実施する予定となっている。 このために主に補助員への謝金として、使用する予定である。

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公開日: 2014-07-24  

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