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2013 年度 実績報告書

フェアトレード製品の公正性を探る-開発途上国の産業階層別労働者の不公正構造の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23700861
研究機関大妻女子大学

研究代表者

榮 光子  大妻女子大学, 人間生活文化研究所, 助手 (30533004)

キーワード消費者教育 / フェアトレード / 開発途上国 / 労働者 / スリランカ民主社会主義共和国 / 国際情報交流
研究概要

近年、経済のグローバル化の中で先進国と開発途上国の共生を主旨とする「フェアトレード」の取り組みが浸透しつつある。しかし、日本の消費者のフェアトレード製品への関心はとても低く、消費行動にも結びついていない。多くの消費者が抱く「フェアトレード製品の公正性とは何か」という問いに対して明確な解を与えるべく、本研究では、開発途上国の生産・製造に従事する産業階層別労働者のフェアトレード観、労働と生活の環境モデル、現在直面する不公正さの構造を実証的・計量的に明らかにし、公正性の評価軸を作成することを目的とした。平成25年度の研究計画に従い、(1)~(3)を実施した。
研究計画(1)統計的手法を用いて産業階層別労働者(農地で働く第1次産業の労働者、繊維製造工場、陶器工場、ダンボール工場で働く第2次産業の労働者)「不公平さ」の因子抽出と構造解析を行った。 データ入力、コーディング、ダブルチェック、単純集計を行った後、統計解析ソフトSPSSを用いて相関分析、因子分析等の分析を行った。
研究計画(2)データを各産業階層の労働者(農地で働く第1次産業の労働者、繊維製造工場、陶器工場、ダンボール工場で働く第2次産業の労働者)に還元し、抽出された因子の不公正さを解決する具体策について計量的に聞き取り調査を実施した。(1)によって得られた結果を労働者に還元し、どのくらい改善されれば校正と感じるのかについてランダムサンプリングした労働者への聞き取り調査を行った。
研究計画(3)これまで得られたデータを整理し、まとめた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 産業の川上における労働者の労働と生活の実態-消費者教育のため計量的研究2013

    • 著者名/発表者名
      榮 光子
    • 学会等名
      一般社団法人 日本繊維製品消費科学会 2013年度年次大会
    • 発表場所
      椙山女学園大学
    • 年月日
      20130622-20130623
  • [学会発表] 南アジアにおける製造業の労働環境の実態-フィールドワークによる労働者の生活時間調査と参与観察から2013

    • 著者名/発表者名
      榮 光子
    • 学会等名
      一般社団法人日本家政学会第65回大会
    • 発表場所
      昭和女子大学
    • 年月日
      20130517-20130519

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公開日: 2015-05-28  

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