研究概要 |
身近な他者を喪うという死別経験後に否定的側面だけではなく,肯定的側面での変化が起こることは,少しずつではあるが明らかになっている。しかし,青年期においての検討はあまりない。本研究では,青年期の死別経験後の人格的発達として,肯定的側面と否定的側面の両方の変化が認められた。この結果は、成人期以降を対象にした研究と同様の結果であり,発達段階を問わず,死別経験後の変化として認められる可能性が示唆された。また死別経験後の人格的発達に関連する要因を検討した結果,死別経験の衝撃度や故人を思い出す程度等が認められた。
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