研究課題
本研究では、花粉症用マスクに着目し、その機能性と装着感の改善策を見出し、より多くの一般ユーザに適したマスク、さらには個人個人に最適なマスクを、その材料(糸および布)から製品に至るまで、系統的に開発することを長期的な目的としている。本課題では、全国の大学生を対象としてマスクに関する大規模意識調査を行い,花粉症用マスクの問題点を分析した。そして、それらの問題点に起因すると考えられるマスクの性能について評価計測を行い、定量的に検討した。なお、本課題では、評価計測において、花粉防護効果の定量的に評価に着目した。以上を総合して、現在市販されている花粉症用マスクに対する物性、感性の観点から問題点を明らかにし、社会適応型さらには個人個人が適応できるような最適マスクを、マスク材料について検討を行った。本年度は、若年男性64名の頭部計測を行った。さらに、被験者一名を対象として、3Dスキャナーおよび3Dプリンタを用いて、閉口時および最大開口時のヘッドマネキンを作成した。それとパーティクルカウンタから構成されるマスクの花粉症防護効果を計測する簡易システムを作成した。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
International Journal of Affective Engineering
巻: VOL.13; NO. ページ: 11-18
International Journal of Clothing Science
巻: vol:26, iss:4 ページ: 印刷中
10.1108/09556229510094841