授乳期の母子の行動調査と母親の育児ストレスに関するアンケート調査を実施した。行動調査では、母親による行動記録表への記載とアクチグラフの装着による記録を連続48時間並行して行った。特に夜間についてはアクチグラフの睡眠指標解析(Sleep Score Information)ソフトを用い解析した。その結果、3~4か月齢(42組)では、母親の睡眠効率は80±6%と低く、中途覚醒時間の約半分を授乳にあてていた。また、夜間覚醒時に子が先行して起きる割合が高いほうが母親の睡眠効率が高かった。夜間授乳をするなら、子どものリズムに合わせて,授乳のみを行ったほうが育児ストレスが少なくなるものと思われる。
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