腸管マクロファージの貪食能は、E. coli、V. parahaemolyticus、S. aureusに比べ、L. caseiで有意に低かった。経時的な殺菌能は、それぞれの菌によって異なった。TNF-α、IL-12産生では、LPS刺激よりもE. coli、V. parahaemolyticus、S. aureusで有意に高く、L. caseiは産生されなかった。IL-10産生は、LPSと全ての菌で同程度の産生が認められた。TNF-αやIL-12産生は貪食阻害によって抑制されることが明らかとなった。腸管マクロファージでは炎症性サイトカイン誘導に貪食が重要である可能性が示唆された。
|