先進国における主観的食生活の質(食QoL)は充足されていない。この問題に対して、心理測定法による心理概念の定量化と多変量解析を組み合わせたアプローチによって解決を試み、国民の食QoL向上に貢献することを目的とした。 信頼性が認められた質問票を用い理想と現実の食事特性の乖離を定量化した。その後、乖離がどの様に食QoLと関係するかを定量的にモデル化した。更に食生活を含むQoLの向上につながる東日本大震災後の心理的適応モデル、外食メニューロイヤリティモデル、及び料理認知モデル、外食店の改装前後の外観評価、温泉のブランド力評価などのテーマに応用範囲をひろげ、国際学会や学術誌を通し普及につとめている。
|