運動後の再脱水予防を目的として、脱水状態で摂取した飲料が体内に長時間存在する(=体液保持)作用について研究を行いました。牛乳、豆乳が優れた体液保持作用を示すことを見出しました。これらのタンパク質が体液保持作用を有するか検討し、特定のタンパク質よりも牛乳や豆乳そのものに強い体液保持作用が含まれることを見出しました。作用メカニズムについての解析を行い、抗利尿ホルモン類の濃度が上昇して血漿ナトリウム濃度の低下や血漿浸透圧の低下が抑制されることが関係していることを示しました。さらに糖質タンパク質混合溶液の摂取は再脱水の予防という意味でも理にかなっていることを示しました。
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