• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実施状況報告書

インドネシアにおける小児肥満予防/改善教育健康プログラム開発の試み

研究課題

研究課題/領域番号 23700936
研究機関神戸女子大学

研究代表者

松本 衣代  神戸女子大学, 健康福祉学部, 助教 (70425106)

キーワードインドネシア / 肥満予防/改善 / 児童肥満 / 健康教育 / 国際情報交換
研究概要

研究調査対象地域であるインドネシア・ジョグジャカルタ特別区の対照地域として設定しているインドネシア・バリ島での調査を実施すべく,共同研究者であるインドネシア国立ウダヤナ大学医学部で栄養疫学的研究を実施している医師と共に,バリ島南部の都市部地域と中央部の農村部を訪問した。その際,都市部,農村部共の地域保健所を訪問し,現地の医師や栄養士に対してディープインタビューを行った。その結果とKEMENTERIAN KESEHATAN REPUBLIK INDONESIA (Ministry of Health, Republic of Indonesia:インドネシア厚生省)が発表しているNational Health Promote 2012のデータを用いて,対象地域の選定を行った。また,同様の手法を用いてジョグジャカルタ地域での調査研究地域の選定も引き続き実施している。
また,都市部と農村部の健康栄養上の問題点を明らかにすべく申請者が2003年から2010年の間,通算5回実施したインドネシア・パプア州での健康栄養調査並びに,2005年,2006年にジョグジャカルタで実施した際,両地域の児童を対象とし公立小学校で実施し得たデータの解析により,児童肥満の評価法について検討している。通常,児童肥満の評価には標準体重を用いた肥満度が使用されるが,インドネシアの様な多民族国家では標準体重の取り扱いが難しく,それに代わって生体インピーダンス法を用いて全体の筋肉量の指標となる体水分量を推定し,筋肉量によって非肥満度を算定する方法が有効がどうかの検討を実施している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

調査研究対象地域であるジョグジャカルタでの共同研究者が,渡航を予定していた夏季休業期間中に短期留学したため,本年度はジョグジャカルタでの調査が実施できず,対照地域のバリ島の調査のみとなった。

今後の研究の推進方策

夏季に調査対象地域であるジョグジャカルタ特別区の公立小学校での調査を実施し,対照地域であるバリ島で得たデータと比較する。
また,効果の高い肥満予防教育プログラムの作成のため,申請者が渡航できない時期であっても共同研究者に現地の小学校に赴いてもらい調査の継続を依頼する。

次年度の研究費の使用計画

本年度の繰り越し予算を使用し,渡航を年に2回に調査を実施する。効果が高く児童の興味を引きやすいゲーム感覚にあふれた物を作成するため,デジタル機器を使用した教育媒体も視野にいれていれ,現地でのデジタル機器の購入も検討している。
また,それらの作成および翻訳のため,ウダヤナ大学医学部学生をリクルートし,謝金を支払う予定にしている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] The Nutrition Transition in New Guniea Highlanders2013

    • 著者名/発表者名
      Kinuyo Matsumoto
    • 学会等名
      IUNS 20th International Congress of Nutrition
    • 発表場所
      グラナダ(スペイン)
    • 年月日
      20130915-20130923

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi