研究課題
若手研究(B)
本研究において、我々はエラスチン加水分解物摂取後の血液より食事由来ペプチドでとしてPro-Glyを検出した。健康な被験者にエラスチン加水分解物を摂取(10g/60kg体重)して頂いた。摂取前後に採血を行い、その血液から血漿を調製した。固相抽出とサイズ排除クロマトグラフィー分画(SEC)によって血漿中のペプチドを分離した。SEC画分中のペプチドをフェニルイソチオシアネート(PITC)で誘導化後、逆相クロマトグラフィー(RP-HPLC)によって分離した。摂取後、血中に特異的に検出された食事由来ペプチドはPro-Glyであった。摂取から30分後に血漿中の濃度が最大値(18μM)に到達した。摂取から4時間後には最大値の約20%まで減少した。1μg/mL以上のPro-Glyはヒト真皮正常線維芽細胞(NHDF)からのエラスチン合成を増加させた。
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Journal of agricultural and food chemistry
巻: 60 (20) ページ: 5128-5133
食品加工技術
巻: 32(2) ページ: 10-18